フランスGP: 2008年6月アーカイブ

「フランスGP決勝、バリチェロ14位」
6月22日・日曜日(決勝レース) 天候:曇り 気温:25度

 第8戦フランスGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは14位完走。ジェンソン・バトンは16周でリタイアに終わった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:

 決勝当日は、朝から断続的に雨が降る天候となった。開始時点の午後2時になっても、上空はどんよりと曇っているが、路面はほとんど乾いている。

 バトンは、N・ロズベルグのペナルティーにより、昨日の予選から1つ順位を上げ、16番手からスタート。そして今日になってギアボックスを交換したバリチェロは、最後尾からのスタートだ。1周目を終えた時点で、バリチェロは2つ順位を上げ、18番手。バトンは1コーナーで、S・ブルデー(トロロッソ)と接触し、20番手に後退した。さらにその3周後の最終シケインで縁石に乗り上げた際、フロント部分を破損。緊急ピットインでノーズ等を交換後、コースに復帰。しかしその後、グリップ不足で走行が厳しい状況に陥り、再びピットに向かい、16周でリタイアを喫した。

 ほぼ折り返し点の34周目。14番手を走っていたバリチェロが、1回目のピットイン。いったんは、17番手に後退する。56周目の2度目のピットインでは順位を落とすことなくコースに復帰。終盤は、中盤でバリチェロより前を走っていたG・フィジケラ(フォースインディア)や中嶋(ウィリアムズ)の前を走り、14番手まで順位を上げる。最後は、優勝したF・マッサ(フェラーリ)から1周遅れでチェッカーを受け、ポイント獲得はならなかった。

■ジェンソン・バトン リタイア(16周)
Q.短く、また、不満が残るレースだったと思うが、何が悪かったのか?
A.あまりにも早いリタイアで、タフな週末が終わった。スタートは良かった。その後、ブルデに並び、彼が1コーナーで内側に入って道を閉ざそうとするだろうと思ったので、彼の後ろにマシンを寄せたが、残念ながら、みんながコーナーに向けて減速しているときで、彼のリアに接触してしまった。フロントから風が入ってきたから、マシンのフロントで何かが破損しているだろうと思ったが、マシンは動いていたし、集団の後方にいたので、そのまま走り続けた。しかし、接触の衝撃でフロントウイングが外れかかっていたようで、最後のシケインで縁石に乗り上げたときに落下し、マシンのフロント部の下に入り込んでしまった。ノーズを交換したが、バージボードが外れていて走行不能だったので、リタイアせざるを得なかった。次は僕のホームグランプリだ。来週のシルバーストンでのテストでは盛りだくさんのメニューで準備にのぞむ。ポジティブな気持ちだし、楽しみだ。

■ルーベンス・バリチェロ 14位
Q.フランスGPはどのようなレースだったか?
A.今日はマシンコントロールが難しく、いろいろな意味ですごく大変なレースだったが、僕らはレースの中で順位を上げることができた。予想通り、レースではマシンが少し良くなっており、適切な戦略とすばやいピットストップにより、最後尾から順位を上げ、他のマシンに挑むことができた。今週、すばらしい仕事をしてくれたエンジニアとメカニックに対し、ハードワークとたゆまぬモチベーションに感謝したい。しかし、これが辛い週末だったことに変わりはない。来週のシルバーストンでのテストに向け、ハードワークを続け、新しい開発で、これからの数戦では、さらに戦闘力を発揮できることを期待したい。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
Q.今日はどのようなレースだったか?
A.ルーベンスはいいスタートを切れ、第1スティントでは燃料を多く積みながらも、タイヤをうまく使う堅実な走行だった。しかし、残念なことに彼は遅いクルマの後ろで捕まってしまい、その前方にいるドライバーたちに引き離されてしまった。それでも、よい戦略と安定したラップタイムで、最後尾からのスタートでありながらも順位を上げることができた。これがよい結果だとは言えないが、レース全体を通して、チームとマシンはとてもよく機能した。ジェンソンは、最初のコーナーでブルデーと接触してフロントウイングにダメージを負ったため、ウイングがゆるんで最終的に落ちてしまった。ノーズを交換したが、車体にダメージが残り、彼は多くのダウンフォースを失っていた。それを考慮し、まだレースは始まったばかりではあったが、ダメージを負ったマシンで走行を続けることは賢明ではないと判断し、彼をリタイアさせることにした。

Q.これからの数戦に向けて、どのような取り組みをしていくのか?
A.来週のシルバーストンテストで、かなりの空力アップデートの評価を行い、それらを2週間後のイギリスGPで使用する。その先のレースに向けさらに開発を進め、サスペンションのアップデートもする予定だ。

 (Honda プレスリリース)

 

 

ドライバーズランキング 

ドライバーR1R2R3R4R5R6R7R8R9R10R11R12R13R14R15R16R17R18合計
マッサ  108106 4 10           48
クビサ 86558 10 4           46
ライコネン1108106  8           43
ハミルトン104 6810             38
ハイドフェルド835 4 8            28
コバライネン464  1  5           20
トゥルーリ 531  3 6           18
ウェバー 22425  3           18
アロンソ51  3  1           10
ロズベルグ6 1 1             8
中嶋一貴3  2 2             7
クルサード      6            6
グロック      5           5
ベッテル     4 1            5
バリチェロ     3 2            5
バトン   3              3
ピケ       2           2
ブルデー2                 2

 

コンストラクターズランキング

コンストR1R2R3R4R5R6R7R8R9R10R11R12R13R14R15R16R17R18合計
フェラーリ1101818166 4 18           91
BMW・ザウバー81111598 18 4           74
マクラーレン141046811  5           58
レッドブル 22425 6 3           24
トヨタ 531  8 6           23
ウィリアムズ9 1212             15
ルノー51  3  3           12
ホンダ   3  3 2            8
トロロッソ2    4 1            7

フランスGP決勝を振り返ります。

既報の通り、ハミルトンとロズベルグがそれぞれ10グリッド降格、コバライネンは予選での違反、バリチェロはギアボックス交換でそれぞれ5グリッド降格という形で決勝のグリッドを迎えました。

スムーズなレーススタートでしたが、アロンソは力んだかスタートを失敗して順位を少し落としました。それ以外では、バトンがブルデーに接触されてその3周後にはフロントウィングを落とし、交換。あらら。

元々抜きにくいと言われるマニクールな上に、天候の波乱もなく大きなトラブルや事故もないまま、淡々トレース周回数が消化されていきます。そんな中、16周目でした。バトンはピットに向かい、そのままリタイヤとなりました。その瞬間、CS放送での今宮さんのコメントが私には大変印象的でした。

精彩ないですねぇ。最近のジェンソン・バトンは、本当に見ていて・・・

結局、レースを通じてリタイヤを喫したのはバトンただ一人。それだけに、目立つ、目立つ。

その後の展開ですが、それまで盤石の走りでトップを改装していた35周目にペースダウン。右後方セクションのエグゾーストパイプが取れ、プラプラ車にぶら下がったような形になってしまいました。これによりエンジン出力も低下。それでも結局は、マッサには抜かれたものの2位をキープしてフィニッシュラインを通る事になったわけです。その後の報道では、どうやらライコネンは次戦イギリスGPでペナルティなしのエンジン交換を行う模様です。(初めて知ったのですが、今季から、各ドライバー1回だけ、ペナルティなしでエンジン交換できるのだそうです。)

フランスGP決勝の3位に入ったのは何とトヨタのトゥルーリ。故オベ・アンダーソンに哀悼の意を捧げる黒い帯入りのマシンで臨んだトヨタチームでしたが、グロックも含めようやく結果が出てくるようになってきましたね。

それにしても・・・抜きにくいサーキットって奴は見ていて眠くなりますなぁ。琢磨がいれば話は別ですが。

PosDriverTeamTimePits
1マッサフェラーリ1h31'50"2452
2ライコネンフェラーリ+ 17"9842
3トゥルーリトヨタ+ 28"2502
4コバライネンマクラーレン・メルセデス+ 28"9292
5クビサBMW・ザウバー+ 30"5122
6ウェバーレッドブル・ルノー+ 40"3042
7ピケルノー+ 41"0332
8アロンソルノー+ 43"3722
9クルサードレッドブル・ルノー+ 51"0722
10ハミルトンマクラーレン・メルセデス+ 54"5213
11グロックトヨタ+ 57"7382
12ベッテルトロロッソ・フェラーリ+ 58"0112
13ハイドフェルドBMW・ザウバー+ 1'02"0132
14バリチェロホンダ+ 1 lap2
15中嶋一貴ウィリアムズ・トヨタ+ 1 lap2
16ロズベルグウィリアムズ・トヨタ+ 1 lap1
17ブルデートロロッソ・フェラーリ+ 1 lap2
18フィジケラフォース・インディア・フェラーリ+ 1 lap2
19スーティルフォース・インディア・フェラーリ+ 1 lap2
 バトンホンダRetire2

先週末行われたフランスGPですが、リザルトをまとめていませんでした。最近どうにも気合が入らなくって申し訳ありません。まずは、予選の模様から、行ってみましょう!!

力関係がよりはっきりとした予選でした。フェラーリは圧倒的。また13位以降を見ると、綺麗にトロロッソ、ウィリアムズ、ホンダ、フォースインディアが2台ずつペアになる結果に。

ホンダは相変わらず不調。特に最近はバトンの状態が著しく悪いですね。ウィリアムズに関しては、このマニクールサーキットが車に合っていないようです。以前、第2戦のマレーシア・セパンサーキットの時もウィリアムズは全く車がサーキットにあっていないという問題がありましたが、どうもウィリアムズはホンダ以上に、サーキットと車の相性によるパフォーマンス変化の度合いが大きい気がします。

FP3で一番時計を出したピケですが、単なるパフォーマンスランとも言えない感じですね。しっかりとQ1を突破し、Q2もあわや突破の11位に入ってきました。だいぶ調子が上がってきたという事か?

さて、予選の結果です。

PosDriverTeam-EngineQ1Q2Q3laps
1ライコネンフェラーリ1'15"1331'15"1611'16"44916
2マッサフェラーリ1'15"0241'15"0411'16"49017
3ハミルトンマクラーレン・メルセデス1'15"6341'15"2931'16"69315
4アロンソルノー1'15"7541'15"4831'16"84018
5トゥルーリトヨタ1'15"5211'15"3621'16"92019
6コバライネンマクラーレン・メルセデス1'15"9651'15"6391'16"94418
7クビサBMW・ザウバー1'15"6871'15"7231'17"03719
8ウェバーレッドブル・ルノー1'16"0201'15"4881'17"23318
9クルサードレッドブル・ルノー1'15"8021'15"6541'17"42619
10グロックトヨタ1'15"7271'15"5581'17"59624
11ピケルノー1'15"8481'15"770 12
12ハイドフェルドBMW・ザウバー1'16"0061'15"786 14
13ベッテルトロロッソ・フェラーリ1'15"9181'15"816 17
14ブルデートロロッソ・フェラーリ1'16"0721'16"045 17
15ロズベルグウィリアムズ・トヨタ1'16"0851'16"235 12
16中嶋一貴ウィリアムズ・トヨタ1'16"243  9
17バトンホンダ1'16"306  9
18バリチェロホンダ1'16"330  6
19フィジケラフォース・インディア・フェラーリ1'16"971  10
20スーティルフォース・インディア・フェラーリ1'17"053  9

 

なお、ハミルトンとロズベルグの2名はカナダGPでのペナルティにより10グリッド降格、
コバライネンは予選中に他のマシンのアタック妨害があったとして5グリッド降格、
バリチェロはギアボックス交換で5グリッド降格になっています。

ややこしいので、グリッド順位を整理すると次の通り。

PosDriverTeam-Engine
1ライコネンフェラーリ
2マッサフェラーリ
3アロンソルノー
4トゥルーリトヨタ
5クビサBMW・ザウバー
6ウェバーレッドブル・ルノー
7クルサードレッドブル・ルノー
8グロックトヨタ
9ピケルノー
10コバライネンマクラーレン・メルセデス
11ハイドフェルドBMW・ザウバー
12ベッテルトロロッソ・フェラーリ
13ハミルトンマクラーレン・メルセデス
14ブルデートロロッソ・フェラーリ
15中嶋一貴ウィリアムズ・トヨタ
16バトンホンダ
17フィジケラフォース・インディア・フェラーリ
18スーティルフォース・インディア・フェラーリ
19ロズベルグウィリアムズ・トヨタ
20バリチェロホンダ

SAF1撤退後、3戦が終わって4戦目のフランスGP・マニクールサーキットの週末が来てしまいました。参戦権を持ったまま欠場するのは3戦までというコンコルド協定(既に失効との噂ですが)に基づけば、SAF1はフランスGP開幕を以って本当に幕を下ろしたものと自分の中で一線引くことになりそうです。

前の記事にも書きましたが、CS放送を通じてF1グランプリ放送を観戦するのは、とりあえず今回が最後という事になります。


金曜日セッション現地時間日本時間フジTV系列SKY Per. 721
フリー走行1回目10:00 - 11:3017:00 - 18:30  
フリー走行2回目14:00 - 15:3021:00 - 22:30  


 

土曜日セッション現地時間日本時間フジTV系列SKY Per. 721
フリー走行3回目11:00 - 12:0018:00 - 19:00 17:50 - 19:10
公式予選14:00 - 15:0021:00 - 22:0025:35 - 26:2520:50 - 22:00


 

日曜日セッション現地時間日本時間フジTV系列SKY Per.721
決勝レース14:00 -21:00 -23:50 - 25:3020:50 - 23:50
周回数78周260.520km1周4.411km 


 

ポールポジション2007データ
タイム1'15.034 (211.632km/h)
ドライバーフェリッペ・マッサ
マシンFerrari


 

ファステストラップ2007データ
タイム1'16.099 (208.670km/h)
ドライバーフェリッペ・マッサ
マシンFerrari


 

開催年優勝者マシン
2007年キミ・ライコネンFerrari
2006年ミハエル・シューマッハFerrari
2005年フェルナンド・アロンソRenault
2004年ミハエル・シューマッハFerrari
2003年ラルフ・シューマッハWilliams BMW

このアーカイブについて

このページには、2008年6月以降に書かれたブログ記事のうちフランスGPカテゴリに属しているものが含まれています。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2008年6月: 月別アーカイブ

ウェブページ


ジオターゲティング