ベルギーGP決勝を振り返ります。
とにもかくにも、ラスト3周にすべてが凝縮されていたと言って良いでしょう。それまでもまったく見所がなかったとは言いませんが、ラスト3周の出来事に比べたら・・・
レース前の雨で濡れていた路面でのスタートとなった決勝でしたが、すぐに路面はドライに。そして低い気温もあり、各車共にソフトタイヤでのスタートでした。2セット目もソフトを選ぶ車が多かったため、3セット目は当然ハードタイヤを装着した車が多かったわけです。そこに来て、あのラスト3周の雨!!!
ソフトタイヤならまだ踏ん張りも利いた可能性がありますが、ハードタイヤであの雨。
それまで、レースを引っ張っていたのはライコネンでした。ライコネンはオープニングラップでマッサを交わし、2周目にはトップを走るハミルトンも交わして以降、トップを快走していました。チャンピオンシップ争いに黄信号が灯っていたライコネンにとって望みをつなぐための重要な優勝でしたが、その優勝はするりとライコネンの腕から落ちていってしまいました。
残り3周というレースディスタンスを考えてタイヤチェンジをしないことを選んだハミルトンとライコネンは、共に薄氷を進むようなドライビングを強いられました。それでも両者は至近距離でレースをしていたため、バトルを続けます。後ろのハミルトンがコーナーをショートカットしてライコネンの前に出るもの、これは問題とライコネンを先に行かせます。しかし、ライコネンを先に行かせるもハミルトンはライコネンのすぐ後ろに付け、直後に改めて抜きにかかります。2位に落ちたライコネンはその後、雨に乗ってスピン!!貴重なポイントを落としてしまったのでした。
そして優勝のチェッカーを受けたのは、ハミルトンでした。
しかし、リザルトは無常なものでした。ハミルトンがシケインをショートカットしてライコネンを抜いてしまい、順位を戻しつつもその直後に改めてライコネンをオーバーテイクした行為に対して、レーススチュワードが何とハミルトンに25秒加算のペナルティを課したのです。これによりハミルトンは3位に後退。
おまけに8位でチェッカーを受けたグロックですが、こちらはイエローフラッグ区間でオーバーテイクをしたとして、こちらもレース後に25秒を加算されて9位に繰り下げられることになりました。結果、ウェバーが8位に繰り上がり1ポイントを上げています。
ライコネンの今シーズンは、これで絶望的と言うしかない展開ですね。こうなると、ハミルトンとマッサの一騎打ちの様相です。
| Pos | Driver | Team | Time | Pits |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マッサ | フェラーリ | + 14"467 | 2 |
| 2 | ハイドフェルド | BMW・ザウバー | + 23"844 | 3 |
| 3 | ハミルトン | マクラーレン・メルセデス | 1h22'44"933 +25sec | 2 |
| 4 | アロンソ | ルノー | + 28"939 | 3 |
| 5 | ベッテル | トロロッソ・フェラーリ | + 29"037 | 2 |
| 6 | クビサ | BMW・ザウバー | + 29"498 | 2 |
| 7 | ブルデー | トロロッソ・フェラーリ | + 31"196 | 2 |
| 8 | ウェバー | レッドブル・ルノー | + 57"237 | 2 |
| 9 | グロック | トヨタ | + 56"506 +25sec | 2 |
| 10 | コバライネン | マクラーレン・メルセデス | + 1 lap | 3 |
| 11 | クルサード | レッドブル・ルノー | + 1 lap | 2 |
| 12 | ロズベルグ | ウィリアムズ・トヨタ | + 1 lap | 2 |
| 13 | スーティル | フォース・インディア・フェラーリ | + 1 lap | 2 |
| 14 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ・トヨタ | + 1 lap | 2 |
| 15 | バトン | ホンダ | + 1 lap | 2 |
| 16 | トゥルーリ | トヨタ | + 1 lap | 2 |
| 17 | フィジケラ | フォース・インディア・フェラーリ | + 1 lap | 3 |
| 18 | ライコネン | フェラーリ | + 2 laps | 2 |
| バリチェロ | ホンダ | Retire | 2 | |
| ピケ | ルノー | Retire |

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